社員の皆さんへ

To All Staff

地域づくりは国づくり

私は元々フランチャイズ業界出身ですが、ざっくり言えば、フランチャイズは、「再現性のある仕組み」をコピペ展開すること。

フランチャイズ事業であれば、その仕組み代(ノウハウ代)が、加盟金等になります。
「仕組み」は再現性がありながら、「真似できない何かしらの強み」(商品や販路構造やシェア獲得スピード等)が必要なわけです。

そんな勉強を経て、マクロビオティックの考え方を踏まえ、どうやって、持続可能な国づくりに貢献するかを考えています。

国をつくるとは大げさかもしれませんが、国は地域の集まりですから、「再現性のある魅力的な地域」をつくり、フランチャイズのようにコピペして横展開すれば、イコール国づくりになります。
今回は、フランチャイズ“事業”ではありませんから、「真似しやすい仕組み」で、当然、加盟金等は無い形で、「魅力的な地域」を真似したい方々が勝手にマネしてくれて広がると考えます。

いくつかのポイントは、
・一番地域に近い仕事をしている福祉事業者が、地域との“ハブ”、“潤滑油”になること
・福祉事業者が目指すのは、福祉の“仕事”が無い地域を創る事。
※消防署の仕事は、火消ではなく、火事が起きない地域をつくること。
警察署の仕事は、犯罪者を捕まえるのではなく、犯罪の起きない地域をつくること。
上司の仕事は、自分の代わりを育てること。
だから、福祉事業所の本来の仕事は、直接的な支援ではないはずです。
仕事が無くなっても、その時その時、その時代その時代に必要な仕事に移行すればいい。
・国の財政健全化は急務ですから、出来る限り税金に頼らずに、地域を支えられる仕組みにすること。
※これが一番。想いだけではどうにもならず、何事も“絶対的に経済的に回る仕組み”でなければなりません。福祉の世界は、この視点が抜け落ちている事が多い。また、保険給付、補助金、助成金に頼っているのは、経済的に回っているとは言えない。
・医療費の問題は、食生活の問題にも繋がっていること
・食生活の問題は、フードマイルや農薬の問題、つまり農業にも繋がっていること。
・農業、農地は、環境問題や国の安全保障にも繋がり、環境問題は、医療保険や介護保健や子育てにも繋がること
・農と、市民が繋がれば、農作物生産コストが落とせること
(農家は、農作業従事者ではなく、農作業コンサルへのビジネスモデル昇華が必要)

書き続けると切りが無く、事業構想になってしまいますが、私たちの「無関心」によって、経済的に非情に非効率なライフスタイルになっています。

お隣さんが困った時に、近所の人が助ければ、タダで済みます。
でも、今の仕組みは、ざっくり言えば、近所の人が税金を払い、税務署職員を雇い、政府を雇い、政治家を雇い、国家公務員を雇い、都道府県職員を雇い、区市町村職員を雇い、福祉事業者を雇い、従業員を雇い、やっとこさ、お隣さんを助けている。
とても非効率で、必要な税金が多い。
その税金を払う為に、働かねばならず、
お隣さんを助ける余裕が無いから、福祉サービスに頼む。

この悪循環。

この悪循環を、正しい方向に持っていく、一つのアイデアとして、西東京農地保全協議会(ノウマチ)は動いていますし、ナチュラルスタンス、バオラックスのロゴは、そのような地域の環をコピペして横展開していくイメージを表しています。

ページの先頭へ