つーかーの仲
「つー」と言えば、「かー」。
のように、コミュニケーションが簡単であれば、
世の中の問題が、どれだけ解消できるでしょう。
しかし、実際はそうではありません。
相手に与える印象は、自分が与えたい印象と一致しない事がほとんどです。
だからこそ、考えなければなりません。
情報は多くの過程を経て、相手に伝わります。
1.自分の思考(伝えたいイメージ)を、
2.「外見、動作、表情、声のトーン、言葉使い、話すスピード等」で発信し、
3.相手の聴覚、視覚、嗅覚、(触覚)で感じ、
4.相手の経験や知識に基づく分析後
5.相手のイメージが構築されます。
※当然、発信手段が、対峙しているか、電話か、メールか、FAXか、手紙かでも違いますし、
タイミングも絡んできます。
理想は、1と5が一致すればいいのですが、
2,3,4と段階を踏む毎に、内容がずれていき、
最悪、1と5の内容が180度変わる場合もあります。
もちろん、受け手側の感受性の部分もありますが、
自分が発信者である場合、受け手側の感受性を、その場で高める事は出来ません。
受信者に対して、感受性を高める指導をする場合はともかく、
それ以外の場合には、発信方法を考え、工夫していく他はないのです。
ゴールは、1と5を一致させる事。
その為には、相手のパーソナリティを知り、理解した上で、
相手に合わせた発信方法に切り替える必要があります。
コミュニケーション力の欠如している人は、
この切り替えができず、単調です。
そして、この「2番の切り替えができるかどうか」=「配慮ができるかどうか。」であり、
受信者は、その部分を感じて、発信者の「性格」、「仕事ができるかどうか」、
「信頼感」、果ては、後ろにある「事業所自体」「会社自体」の判断材料にします。
簡単にいえば、同じ事を伝えるにしても、
相手によって、やり方を変えましょう。という事です。
そして、「曖昧」をなくす為に、自分が思っている以上に、細かく伝え、聞く事です。
相手がどう感じるのか?感じたのか?
を再確認し、突き詰めていく必要があります。