主体性
主体性とは、車でいえば、エンジンです。
どんなに良い車体で、素晴らしい機能を持っていても、
エンジンが無ければ、若しくは、エンジンが弱ければ車は走りません。
トレーラーのコンテナのように、引っ張られるか、
若しくは、後ろから押してもらうか。。。
昔、ワールドカップでの白星発進についての記事が書かれていました。
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日本人選手は勤勉な半面、上からの指示に引きずられやすい欠点を持つ。
就任から2年半、他人任せの体質を断つことに腐心した。
「ミスを恐れず、自分の責任でリスクを冒せ」。
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仕事は2年半も待てる程、スピードが遅くないし、
仕事をしていく上で、自分の責任でリスクを冒されては困りますので、
必ず上司に確認をしてから進める事が必須ですが、
本質は、この部分です。
「他人任せ」
この精神状態は、発言や行動から読み取れますが、
自分が出来ていない事を、他人のせいにする発言は、
全てのこの精神状態から生まれます。
私は、新卒の会社で言われました。
「世の中で起きる事、全ての事象が、自分のせいだと思え!
世界の反対で戦争が起きるかどうかも、自分が朝起きた時に、
右足から踏み出すか、左足から踏み出すかで変わるのだ!」と。
誰かがミスをする。
その時、
「あの人のせいだ!」と言っているようでは、自己成長には繋がらず。
「自分のせいであり、自分がこうしていればよかった。」と振り返る事が出来る人は、
一気に成長していきます。
こういう思考回路は、早く身につけた者勝ちで、
世の中の勝者、敗者を分ける、大きな鍵です。
「誰かのせい」と言いたくなったら、
一瞬、止まって、「自分が何かできなかったか?」と考えましょう。
「感情」と「行動」の間に、「思考」を挟む事ができるのが、
唯一人間に許された技なのですから。