介護で金儲けはいけない?!
「介護で金儲けはいけない。」と言う人がいる。
そういう言葉を聞くと、「この人、かわいそうな人だな。」と思う。
ましてや、その周囲にいる人たちは、悲劇だ。
施設のトップが言えば、その人は嘘つきだし、
施設の中間層の人が言えば、そのような人の下にいるスタッフがかわいそうだと感じる。
現場の人が言うならば、もっと社会を勉強した方が良いと思う。
日本の福祉、介護業界を、永続的に維持していくには、
「介護で金儲けをしなければならない。」である。
正確には、「適正な金儲けができる業界にしなければならない。」だ。
とはいえ、実際は、あまり儲からないのが現状であり、
営利法人が介護事業に参入できるようになってからも、
産業としては、まだ未熟な状態である。
本来であれば、介護事業で成功した経営者が、
高級車を乗り回すような業界にしなければならない。
にも関わらず、洗脳を受けたように発言する人が、
未だに存在するのは、介護業界の闇の部分だと思う。
逆に、「金儲けはいけない。」と発言をする人が働いているような施設のトップが、
実は、利権を貪り、介護を食い物にしているにも関わらず。。。
・何故、介護保険制度が始まり、営利法人が参入できるようになったのか?
・バリアフリーや耳障りの良い「プライバシー重視」という名の
設備重視型の考えって、本当にご利用者様の為?それとも工事を受注している会社の為?
・今後、高齢者が増えるにも関わらず、税金を納める人が減り、
日本経済の動向が、このような状態で、将来どうなるの?
・介護スタッフの給与が安い理由。
・学生が就職したい会社、親が薦める会社、
人が働きたい会社、定年まで働き続けられる会社ってどんな会社?
・資格と人間性、どちらが重要?
今の資格偏重主義って、誰の為?
・あなたがお金を渡して何かをやってもらうとしたら、
同じ成果だとして、お金を使いきってしまう人と、
お金を残しつつ、少しでも返してくれる人(これが税金)と、
どちらがいいだろうか。
上記の内容を考えれば、今の仕組みがオカシイ事がわかるはず。
適正な利益を上げ、スタッフに分配しつつ、
事業所を増やし、ポジションを作り、給与を上げ、頑張れば裕福になれる可能性を作り、
若い人が働きたい業界にしなければならない。
その為に、工夫と努力を繰り返し、産業化させなければ、
日本は、そう遠くない将来に、終わります。
税金は、自分が直接使っていないだけで、単に立て替えているだけ。
使い道を気にせず、知らず知らずに自分たちの借金が増えている。
いい加減、
「介護で金を儲けるのはよくない。」
「福祉は奉仕の精神が大切。」
と言って、裏で税金を掻っ攫いながら、
現場の人たちを押さえつけるの、やめて欲しい。
本当に、この介護業界は、改革が必要です。