安かろう悪かろう?
先日、ネジが無くなり、半年間程放置していた時計を持って、
とある家電量販店にネジの購入に行ってきました。
Y店。
純正品はなく、代替品で3,500円、しかも修理に90分待ち。
たかだかネジ1つで、高いなぁと思いながら、
近くのB店に行くと、純正品で、2,200円、15分でできるとのこと。
迷わずB店にお願いしました。
サービス業って、こういう事です。
良い品を、安く提供できるかどうか。
これは、企業努力です。
いつかの新聞で読みましたが、
「安かろう悪かろうは、幻想である。
しかし、安くて良い品を見極めるには、
消費者の目が必要である。」
とのこと。
飲食店や物販店、建築物等、
私も、高ければ安心、安いと不安。という考えが、
どこかに残っています。
しかし、情報を集める努力をし、見極める目を養えば、
そこにある幻想から真実を見抜く事ができます。
さて、そんな消費者に対して、
サービス提供者としての私たちは、どう考えるか。
良いサービスを、安い(厳密には、安いではなく、「値ごろ感のある」)価格で提供するには、
企業努力が必要です。
では、企業努力とは?
最終的には、お客様にサービスを提供している働いている人が、
知恵を出し、工夫し、効率よく、すばやく動く。
今に妥協するのではなく、より良いサービスを追い求める気持ちを持つ事です。
つまり、常に頭を使わなければならないということです。
企業努力をしている事業所が、お客様に選ばれ、存続する事ができ、
結果として、働き続けられる環境を維持できます。
サービス業を行う人にとって、消費者の目に頼る事は、甘えです。
選んで貰えなかった理由を、消費者の目のせいにするなど、笑止千万です。
選んで頂けるよう、分かり易い質で、タイムリーに、適切な量の情報を、
相手に気持ちよく提供できるか。が非常に重要です。